※この記事はネタバレを含むため、クリア後にご覧いただくことを強く推奨いたします。
2025年3月27日にそれは姿を現した…
NintendoDirectにて、サガフロンティア2のリマスターが私の目の前に現れた…
思わず声にならない声と目からは小さな涙が流れてしまっていた…
やっと!!プレイできる!!!
そう、私忍月は”まだ”サガフロンティア2をプレイしたことがなかったのである。
え?じゃあなんで待望なの?そう思った、そこの君!
私はここ数年でJRPGに沼った者である、主にスクエニ作品が好きで、最もフェイバリットなのはサガシリーズとなっている。(すっごいやってるわけじゃないよ、ただ好きなの)
そして私をこの沼に引きずり込んだ奴が、これ以上の感動はないと推している作品なのだ。
そりゃもう、やりたいに決まってますよね!?
待望でしょう?気になるんだもの。
そんな、初見マンのクソデカ感情感想録が今生まれたってわけ。
では、さっそく吐き出していこう!レッツ!クソデカ感情!
※この記事は細かいことは置いて、忍月がざっくりと好きに感想を書く記事となっております。細かいことは気にするでない。
始めた時はギュスターヴとウィルの物語がどう進みどう交わるのか全く想像がつかない感じだった。
一国の後継として生まれたが、ファイアブランドの儀式に失敗し国を追放されたギュスターヴと
ディガーとしてクヴェルを探し旅立ち、自分の両親の死に関わるエッグと数奇な運命を辿るウィル
どちらも生まれた土地も境遇も何もかも違う2人の物語がこれもまた奇妙な縁で絡まって行く。
鋼の男 ギュスターヴ13世
私はまるっとサガフロ2をプレイしてギュスターヴ13世を
悲惨な境遇を自分と周りの力で生き抜いた男として認識している。
彼自身、自分は術もアニマもない人間のクズだと自暴自棄な少年期を過ごす。そこから常にそばにいた母ソフィー、フリン初め様々な人から支えられ
鋼の剣を自らの手で作り出し、少しずつ自分の力を手に入れていき、鋼の13世と呼ばれる者となる。
ギュスターヴ編は基本残酷で
うわぁん…どうして…となるような展開が多いし、
何度も涙腺を破壊されました。
目がパンパンに腫れるよ!!
今まで遊んだRPGの中でも酷さが格別で、人1人の人生をみっちり感じられるので重かった(すごく褒めてる)
そして彼は自らの剣で戦い、そして剣だけを遺していなくなったのだ。
この男にたまに思いを馳せて私は泣きます。
そんなキャラクターです。
その血の運命 ウィリアム・ナイツ
なんだよ、有名な奇妙な冒険じゃんって?
そう言わざるを得ないのがこの主人公。
ウィリアム・ナイツ 通称ウィル。
生涯エッグを追い続けた男。
そしてその奇妙なクヴェル、エッグによって彼の一族は世界を救う戦いに巻き込まれてしまうんだ。
これはもうその血の運命としか言いようがないんだ。
ウィルのシナリオはちゃんとパーティ組むことが多いので賑やかな印象を持った。
魅力的なキャラがいっぱい!またそれは別記事で書きます。
ウィルのシナリオも結構悲惨な部分も多い。
ギュスターヴ編より比べ物にならないくらい戦闘が多い!デュエルで閃き狙ったり…戦闘の思い出が深い。
強い女の子もいっぱいいるし( ◜ᴗ◝)コーディチュワァン
エッグを巡りエッグの持ち主と戦い死闘の末。
エッグとウィルは海底に沈んで行った…
ウィイイイイイイイイイル!!!!!!!!!
リッチだけどリッチじゃない!? リチャード・ナイツ
ここでまさかの代替わり!?
ということはウィルはご存命!ヤッタネ!!!
リチャード・ナイツ 通称リッチ。
キザで女好きのチャラ男、だけど根はお父さんに似て
正義感が強くなんやかんや頼れる男。
代々の職業ディガーとして彼もまたクヴェルを探す。
ここでもまた、魅力的なキャラが仲間になる( ◜ᴗ◝)エレノアァン
そしてリッチもまたナイツである。
ということは、エッグが関わる。
ディアナがリッチの子を身篭ったと知らされた時に、
エッグの存在に気づき、妻と子を残したまま戦いへと出た。
そしてそのまま…リッチとディアナの子が生まれた。
リィイイイイイイイイッッッッッッッチイイイイ!!!!!!!!!
元気でお転婆 ヴァージニア・ナイツ
リッチとディアナの娘、そしてウィルの孫娘。
ディアナとウィルに育てられたスーパー☆おじいちゃんっ子。
ヴァージニア・ナイツ 通称ジニー。
14才なだけあって、まだ未熟で子供っぽいところが多くかわいい( ◜ᴗ◝)
でもこの娘もナイツの一族。
単純な好奇心の冒険もエッグへと導かれる数奇な運命。
偶然にもリッチが最後に向かったメガリスで、父の死を知り、涙を流す。
そして祖父ウィルと仲間達と共に、エッグ追い始める。
交わる物語
ジニーとウィルはエッグを追いハン・ノヴァへ向かう。
ハン・ノヴァだぜ…ギュスターヴ13世が作った都だぜぇ…私は歓楽街しか作ってないぜぇ。(私を沼に引きずり込んだ奴からのおすすめ)
そしてハン・ノヴァにてギュスターヴと名乗り、世を掻き乱しやべえことしてる奴からエッグの気配を感じとる。
そしてサウスマウンドトップの戦いにてジニーの仲間。
グスタフの正体を知る。
まぁさかとは思ってたけども、君ギュスターヴなのね!(ここら辺から関係図などがごちゃごちゃ)
ファイアブランドみたいな剣持ってたから怪しいと思ってたのよ. 髪型ヤギの角みたいでかわいいねとか。
もうここで完全に交わっている!!!
ひとつのパーティにウィルの孫とギュスターヴの子ではないけどギュスターヴの名とファイアブランドを継ぐものがいるではないか!!!
こんな交わり方するとは本当に予想がつきませんでした。
そしてジニーたちは戦場からエッグと共に姿を消した偽ギュスターヴとエーデルリッター達を追い、最後のメガリスへと向かう!
長年続いた因縁を断つ為戦う ジニー
術でものすごくお世話になります ロベルト
火力強いよ麗しき女戦士 プルミエール
鋼と炎の継承者 グスタフ
流星に如く現れた火力もメテオ級 ミーティア
まだまだ現役腰は労われ ウィルおじいちゃん
6人が行く最終決戦。
エッグ戦…大変だったよ。
数回戦っても勝てそうになかったから近くでレベ上げ。
閃き粘りでどうにか勝ちました、嬉しかったです。
エンディングを迎えて
ラストシーンのあと、
何故か何故だか涙が止まらなくなった。
今まで紡がれた物が成し遂げたことが小さく幕を閉じた感じがした。
ギュスターヴの剣がエッグを砕き、砕かれた時に込み上げて来たものは、とても言葉では表現しにくい感情達だった。
喜びや悲しみ、切なさや達成感。
すごく簡単に言うなら、
やったよ!!!ギュスターヴ!!!
そんな感情もあれば、失ったものへの悲しみ切なさもあり、感情のカオスだった。
サガフロ2は世界史のような感じで、年表としてそのキャラクター達の人生を追って見ていた、そして自分で操作することでもっと世界観に入り込めた。
人生とはこういうものだと言われているような気がした。
サガシリーズは宿命としてのサガや、人として生きることのサガが多い気がしていたけれど、
サガフロ2は人生それは川の流れのような移りゆくものそして交わり流れ続ける。そんな雰囲気がしている。
過ぎ行くだけの景色が他愛もない日常がただ当たり前のようにそばにいる者達が作っていくもの紡いで行くものがただ壮大なものだっただけで成そうとしたした訳でもなくいつの間にか目標や宿敵になっていただけ。
ただそれだけの事。
そんな虚無感もエンディング後に感じられた。
ギュスターヴもそう成ろうとしたと言うよりも
自身で切り開いた道がそう成っただけなように思えるし、そして自身が信じた物が道がいつの間にかナイツとエッグの道へと繋がり結果的に彼の剣が全てを断ち切ったと私はそう感じた。
運命とは人生とはただそれだけの事ではないかと、
感じられる作品でした。
まとめ
サガフロ2は私の大好きRPGランキングトップ3には入りました。
私は優柔不断なのでどれが1位とかは決められないけれど、私の感情をここまで高ぶらせむちゃくちゃにしたのはまじですごい。
涙腺脆いし、感情移入しやすい人間だけど。
このレベルはヤバイ!!!まじでヤバイ!!!
主にストーリーについて語りましたが、グラフィックもアートワークも音楽も最高!!!
世界観がすっかり感じられて、すごく好き!
音楽が良すぎる。音楽については喋りすぎるので一旦割愛。
システムは難しいけどデュエル楽しかった!
閃きシステムが大好きだからすっごく楽しかった!
連携も大好物なので( ◜ᴗ◝)
本当に素敵なゲームでした。
河津さん…なんてシナリオ書くんだよ…すごいよ…
浜渦さん…音の抑揚が素敵で軽やかな音楽…本当にやばいです…
小林さん…絵が美しくて好きです…絵描きとして憧れてます…
こんなにも素敵な作品が現代さらに遊びやすく、そして今のハードで発売されていることに改めて感謝します!
以上、忍月望暁の電子遊戯録でした!!!
© SQUARE ENIX
ILLUSTRATION: TOMOMI KOBAYASHI