※この記事はネタバレを含みます。
Clair Obscur: Expedition 33(エクスペディション33)の最後のざっくりプレイ日記を書いていきましょう。
マエルの力で今までの遠征部隊を蘇らせ引き連れて、打倒ルノワールを掲げ、最後の戦場ルミエールへ来ました。

ルミエールから始まり、ルミエールで終わってしまうんだなぁ…。
最初にギュスターヴがソフィーと歩いた街並みを振り返りながら進みます。
道中敵が大勢いますが蘇らせた仲間たちが相手している所を見れます。
めっちゃ迫力やで。超すごい。
すごいかっこいいんだよまじで、普通に壁にドォオンって敵飛んでくる場所あったりほんとにすごい。演出が神。
ルミエールということはもちろんあるんだ。
思い出の場所が。

一番最初にギュスターヴが居た場所。このゲームがはじまった場所。
最初の私はこんなことになるだなんて想像してなかったよな…。
ここがあるということはマエルと競走した街並みの屋根上も通ります。
あの頃みたいな、穏やかでどこか切ない空気はもうそこにはなく。
戦う者たちの戦火で色は霞んでいる。
ルノワールはあのルミエールの塔にいるらしい、登っていくんだ崩壊した建物を。
戦いながら進んでいると。

オペラハウスだ。
マエルがいつかヴェルソが舞台上でピアノを演奏出来たらいいねと話していたあのオペラハウスだ。
けっこう綺麗に残ってんやなぁ…思い出の場所とかなのかもね。だから綺麗…だったりねと考えたり、でも敵が居そうだから慎重に進もうねーと足を運びます。

そこには、ピアノを弾く少年の幻影?が見えます。
あの姿今まで道中でよく出会った、消えゆく人シリーズですね?
このマップでもこの少年の姿をしたものは見かけましたし会話しました。
あの少年は、言わずもがなヴェルソでしょう。
道中話した少年も何かを迷っている様子でしたし…複雑だろう。本当に。
複雑な状況へ徐々に脳が追い付いてきた忍月ですが、徐々に遠征隊もルノワールへ近づいてきました。
そして、

ルノワールの元へ。
マエルは説得をします。
このキャンバスを消さないで、このキャンバスがわたしにとってどんな意味を持つか…と。
もちろん、ルノワールもその気持ちは分かっている。本当にこのキャンバスを、ヴェルソの魂の最後の欠片を壊したがっていると思っているのか?とルノワール引かずにマエルへ言います。
そりゃそうだよな、ルノワールにとっても大事な息子だし…でもこのキャンバスのせいでルノワール自身も死にかけている。
でも、マエルの気持ちも分かる。失ってしまったものを受け入れて生きても何もないと悟ってしまったなら。幻影でも幻想でもそのものに縋るしかないのも本当にわかる。ツライ
ルノワールも痛いほど理解している、でもやらなけらば未来はないと彼はそう信じている。だから…とマエルへ迫る。
そこへ、シエルとルネはマエルの肩を持ち。抵抗の意志を示す。
互いの意見、互いの想いのぶつけ合い。
マエルも努力したのだ、失った後前を向こうと喜びを見つけようと…でもできなかった…。
失った悲しみは何かで埋まるものではない。私もそう思う。
でも、今のままでは状況は良くならないというルノワールの言い分もわかる。
今、目の前のことで未来を見れない…まだ未熟であるマエルの気持ちも、時の流れを体感し変化する風景を知る大人であるルノワールの意見もわかる。
忍月、複雑。
激論の末、子ども扱いしないでとキレるマエル。
何言っても言う事聞かないマエルにしびれを切らしたルノワール。
キュレーターの姿へ変わるルノワール、レイピアを抜くマエル。
ファイッ

戦闘DIE☆
戦闘自体は苦じゃなかったですけど、避けるのは大変でした。
攻撃受けても我々堅いので死ななかっただけで、多分これをボロボロと呼ぶんやろな(?)
ただ、スーパー火力ガールマエルさんが居るので。あっけなくでもなく
そこそこ、はい。倒し…ませんでした(正確には倒せない)
なんとさあ、ルノワールのやつ倒したアクソン召喚してきてさあ、全回復するんやもん反則ですよ!(恐らくラスボスに言うなや)
ルネもクソッタレと言っています!(ボイスだとガチFワードで面白い)
アクソンを集中して倒す?そんな時間ねえよドウスンダヨ!!!
そんなとき、空から流星のように現れたのは…

マッマ!?
そう、前に倒して元の世界へ連れ戻されたあの母、アリーンです!!!
ルノワールはオコです。死ぬ気か!!!!とそりゃそう、奥さんやもんな心配よな。
でも、ここに来てどうするつもり!?!?
アリーンは、ペイントレスです。ペイントレスってことは…。

そうだね、怪獣大戦争だね。
ママパンチによりシレーヌを撃破!アザス!
さあ、これで回復できまい!!!観念しなさーい!!!
苦☆戦
全体攻撃で当たるとAP減らしてくるやつとかやってきてさ…。まぁ時間かかったよ。
強いもん。でもまぁいけました。
そしてトドメはまたまたマエル!
また今度!と

綺麗な最後を飾りました。
大打撃を受けたルノワールは咳き込みながらまた話し始め…。
戦ったペイントレスは散った。
武力でついたはずの決着…まだ終わらず。
なぜ、67年もモノリスに囚われていた。物凄く辛い歳月だっただろうに…。
でも、彼は残った…。なぜ、家族たちを置いていけなかったかわかるか?と

その証拠を見せる。
「生ける屍たちとこれ以上、生活することはできない。」
「火事の日から、私たちの家族は崩壊した。」
「キャンバスの中にいるアリーン。」
「独りで戦うクレア。」

ヴェルソの死で私たちは壊れた。と
この現状を正さなければという思い一身で、今までルノワールは戦ってきた。
アリシアまで失うわけにはいかないから。
でも、マエルは正したからといって変わらない。
父か兄か、なんてどっちも失えない。と
私たちはどちらもたくさん失った。

父さんをずっと置き去りにはしない、もう少しだけと優しい表情をマエルは浮かべた。
信じたいけれどと躊躇うルノワールだが、マエルの信じてという言葉には勝てなかった。
「お前のために明かりをつけておこう。」とルノワールはそっとマエルを抱きしめた。
そんなやりとりをしている時に、ヴェルソはルノワールが開いたゲートへ足を踏み入れていた。
そこには、大きなキャンバスとそのキャンバスに描くあの少年が居た。

ヴェルソは少年へ、絵を描くのはもう疲れただろう?俺も疲れた…と
描くことを辞めさせようとしている。
ルノワールの苦悩や、ヴェルソという人物。つまり自分に囚われた家族たちを目の当たりにして…ヴェルソは自らキャンバスを壊そうと決意したのだろう。
少年の手をそっと止めようとした瞬間。

マエルはその行為を辞めさせる。
そうして自分に質問するマエルにヴェルソは言う。
「きみは嘘をついた。父親に。」
その言葉に動揺するマエルだが、その素振りもなにも構わないかのようにヴェルソは続ける。
「ここにきみの人生に見合うだけの価値はない。」と
このキャンバス、このヴェルソには君の喜びはないと。
その言葉にマエルは強く答える。
どの人生?声も未来もない人生のこと?
お互いまたケンカだ。
マエル、アリシアの人生を想うヴェルソとわたしが望むものは全部ここにあるともう二度と失いたくないと言うマエル。
埒の開かないこの状況。忍月自身もどうなるんだ…。となっているその時。

キャンバスの運命を決める時が来た。
オォ?
・マエルとして戦う。
・ヴェルソとして戦う。
エ、エェ!?!?!?
究極の二択!?!?
忍月は体感10分くらい悩みました。胸が張り裂けそうでした。なんなら腹下しました。
望む幻想に縋るか、愛するからこその決別なのか…。
でも、マエルとして戦わないと…エスキエが…。と一瞬脳を過ります。
まてまて目を瞑るんだ。我、心に訊こう。
…全てを受けいれて進む未来だ。

ヴェルソとして、私は戦う。
何度も、マエルはヴェルソに問います。
みんなは?ルネとシエルとモノコはどうなの?エスキエは?
このセリフにウッと忍月はしました。急に刺さないで。
でも、そんな問いにも折れない芯をヴェルソは持っています。
「俺は長い時を生きてきた、マエル、絶対に逃れられないものはあるんだ。」と

倒れこむマエルをヴェルソは即座に受け止めます。
力なく倒れこむマエルは動揺したまなざしでヴェルソを見つめます。
「やめて。また私を置いていかないでよ。」と
また失う悲しみを味わうこと、でもそれが唯一の進む道なのだという事。

きみは、大丈夫。
これは恐らく火事の時にも言ったセリフ。
このセリフが咄嗟にでた彼は本物のヴェルソなのかもしれないな。ウゥ
マエルは黄色の花びらとなって散ってしまいます。忍月はもうぐしゃぐしゃですよ。
そして、現れたのはヴェルソの友人。モノコとエスキエ。
寂しくなるよ。と3人は抱き合い…

友人は花びらとなって消えてしまった。
続いて現れたシエル、どこか鋭くも謎めいた瞳はヴェルソを見つめ。
彼女は消えかかりながらも近づく。
何も発することもなく。

彼女も消えてゆく。
またまた現れたルネは鋭い目つき、まるで軽蔑しているかのように睨みつけ、

その場に座り静かに消えていった。
全てが消えてゆく、友人も仲間も、すべて。
「大丈夫。終わったんだ。ヴェルソ。」と
ヴェルソは少年、ヴェルソと手をつなぎ遠くへ歩いて行った。
…これで、いいんだよ。きっと。
「エピローグ 愛のある人生」
どこか心が寂しい感覚のまま場面は屋敷の庭へ。
そこには、綺麗なお墓があった。
そして、ヴェルソの家族の姿が。

そう、これは

正真正銘ヴェルソの墓だ。
ヴェルソの家族はヴェルソを失ったことを受け入れたのだ。
そして、前に進もうとしているのだろう。きっと。
ルノワールとアリーンは抱き合い、そっと悲しみを分け合った。
クレアは花束を添えた後そそくさとその場を離れていった。
ミニミニエスキエを抱えたマエル…その目の前には。

あっ!

あ…。
どちらがよかったかなんて…私にはわからないよ。
ということで、Clair Obscur: Expedition 33(エクスペディション33)クリアいたしました。
とんでもない作品です。私は大変です。感情が…。
クリア直後感想なども用意しているのでそちらでどれくらい忍月が大変かをよかったらミテネ。
クリア後には本当に素敵なイラストが表示されるので、やってない方はやって自分の目でミテネ。
この作品で初めてプレイ日記書かせていただきましたけど、ゲームも楽しいし書くのも楽しかった。
この作品に関わった全ての方々に最大限の感謝を。
そして、読んでくれた方々、誠にありがとうございます。
これからも忍月望暁をヨロシクネー!また次の記事でお会いしましょう!マタネ!

まじで最高なゲーム。